連続講座「関東大震災とそれ以降ー大虐殺の現実、記憶の風化、歪んだ記憶の継承」 講師 郭基煥さん(東北学院大学国際学部教授)
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<連続講座全体の概要>
関東大震災からおよそ20年後の太平洋戦争期には、日本の各地で再び朝鮮人に対する、様々な事実無根で、荒唐無稽な流言が拡散している。「関東大震災時と同じように朝鮮人が暴れている」という類の、過去の根拠のない流言を根拠とする再生産流言も拡散している。特定の外国人について、犯罪や破壊行為をしているとする内容の流言(「外国人犯罪流言」)は、戦後の阪神淡路大震災時も東日本大震災時も、さらに近年の能登半島地震の際にも拡散している。1923年以降、非常事態が発生するたびに、外国人犯罪流言が繰り返されていることになる。これはなぜか。この反復から何が読み取れるのか。そして、将来の反復とその結果として起こりうるマイノリティへの暴行を未然に避けるためには何が必要か。この点を考えることを目的に、関東大震災時の流言・暴行が、事後においてどのように語られてきたのか、また語ることがどのように抑圧され、無効化されてきたのかを明らかにしていきたい。
第1回 2/8(日)19時~21時 オンラインのみ
「なぜ流言は信じられ、虐殺は起きたのか」 ――関東大震災と朝鮮人犯罪流言の認知構造
<概要>関東大震災時に流布した朝鮮人犯罪流言と、それに基づく虐殺の実態を概説する。そのうえで、当時の作文などの資料を手がかりに、朝鮮人に関する流言がどのような認知の枠組みのもとで形成され、暴行を促進していったのか、当時の朝鮮人に対する認知構造について紹介する
第2回 2/25(水) 19時~21時オンラインのみ
「語られたこと/語られなかったこと」 ――震災後から敗戦まで、虐殺をめぐる沈黙と抑圧
<概要>関東大震災時の朝鮮人犯罪流言と虐殺が、事態の収束後から終戦時にかけて、どのように語られてきたのかを検討する。あわせて、何が語られ、何が語られてこなかったのかを明らかにし、流言と虐殺についての語りを抑圧または無効化してきた言説の構造を論じる。さらに、太平洋戦争期における朝鮮人犯罪流言の実態についても紹介する。
第3回 3/29(日) 14時~17時オンライン&会場
★会場:専修大学神田キャンパス(10号館16階<相馬永胤記念ホール>)
「『なかったこと』にされる暴力」 ――戦後日本と関東大震災朝鮮人虐殺の記憶・修正主義
<概要>日本の敗戦以降から現在に至るまでの、関東大震災時の朝鮮人犯罪流言と虐殺をめぐる言説状況を検討する。とりわけ、「虐殺はなかった」とする歴史修正主義的言説に着目し、その背景と、そうした言説がもたらしうる社会的影響について論じる。
<講師プロフィール>
郭基煥(かくきふぁん)さん 東北学院大学国際学部教授
1967年愛知県生まれ。早稲田大学中退、高麗大学卒業、名古屋大学大学院満了、博士号(学術)取得。主な業績は『差別と抵抗の現象学―在日朝鮮人の〈経験〉を基点に』(新泉社)、『災害と外国人犯罪流言―関東大震災から東日本大震災まで』(松籟社)、「震災後の『外国人犯罪』の流言」『震災学』10号、「巨大災害とナショナリズム:震災時の〈共生文化〉の継承可能性」『災害復興研究』8号、「在日コリアンに対するヘイトスピーチとイデオロギーへの呼びかけ―ジュディス・バトラーによる「主体化論を手引きに」『日本社会学理論研究』8号。
朝日新聞記事 災害時に暴走する「正義」 外国人犯罪のうわさを許す社会の先入観
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